豊岡鞄とは?日本一のかばん生産地・豊岡製のバッグと人気ブランド特集
千年の昔にルーツを持つ鞄の産地、兵庫県豊岡市は国産バックの生産量日本一を誇り、老舗工房や一流のバッグ職人が数多く存在します。質の高いレザーが流通し、高い技術のもと作られるバッグは20代、30代、40代、50代、60代と、幅広い世代から支持され、現地の「豊岡鞄ストリート」もじわじわと人気沸騰中。実は豊岡のバッグには「豊岡鞄」「と「豊岡製鞄」の2つがあります。ここでは、「豊岡鞄」「と「豊岡製鞄」の違いや豊岡のかばん作りの歴史と、そんな魅力がたっぷりつまったおすすめの豊岡ブランドを紹介します。
豊岡鞄とは?「豊岡鞄」「と「豊岡製鞄」の違い
日本製バッグの生産量1位を誇り、上質な皮革が流通・質の良いレザーバッグを生み出す兵庫県豊岡市。しかし、「豊岡で生産されたバッグ」=すべて豊岡鞄というわけではありません。豊岡鞄と呼ぶことができるのは、兵庫県鞄工業組合により認定された企業により生産され、審査に合格した商品のみ。デザイン、仕様、素材、部品、縫製などに厳しい基準が設けられており、マニフェストの内容を遵守する企業のみに製造が許されています。2006年には、特許庁の地域ブランドにも認定されました。質の高い豊岡製バッグの中でも、さらにワンランク上のバッグが「豊岡鞄」です。
豊岡鞄のルーツと歴史
「古事記」の中に 新羅王子とされる天日槍命(アメノヒボコ)によって柳細工の技術が伝えられたとの伝承が記され、その柳細工で作られた「カゴ」が豊岡の鞄のルーツだと言われています。 明治初期のコリヤナギを編んだ3本革バンド締めの「行李鞄(コオリカバン)」から始まり、ベルリンオリンピックの選手団の鞄としても使用された、軽くて丈夫なファイバーを使用した「ファイバーケース」、ビニールレザーの使用により更なる軽量化を図った「スマートケース」、スーツケースの胴枠にピアノ線を使用した「オープンケース」など様々な素材へと進化しながら、紳士鞄を主流に成長してきました。
高度経済成長期には300を超える鞄関連企業が生まれ、全国生産の80%のシェアを占めるまでに発展。こうしてカバン産業が豊岡市の地場産業となりました。 順調に発展していた豊岡市ですが、輸入品の増加や流通業界の変化により、一転して厳しい状況に陥ってしまいます。そこで産業衰退の危機を打破するために、兵庫県鞄工業組合は市場活性化策として「豊岡グラフィティー」や「豊岡トラディショナル」を掲げるなど、地域名である「豊岡」を全面に出した産業改革やマーケティング、プロモーションを展開。 こうした努力の結果、2006年11月30日、兵庫県鞄工業組合の登録商標「豊岡鞄」が、特許庁に地域団体商標として認定され、鞄製品としては日本で最初に地域団体商標として商標登録されたことから話題となりました。
近年では、「豊岡鞄」ブランドをきっかけに製造中心のかばん産業から、製造と地域を生かしたかばんの街へと変わる取り組みが動き出しています。 特に職人育成に力をかけ、2013年には「豊岡鞄」旗艦店Artisan Tを併設した「Toyooka KABAN Artisan scholl」が開校され、地域全体で従事者を増やす努力、技術力アップを目指しています。
カバンの聖地、豊岡発!おすすめブランドをご紹介
1. HATTORI 服部
1885年創業の伝統、老舗の鞄工房。 兵庫県豊岡市で、日本らしい丁寧な縫製と革の風合いを生かしたバッグを製作する、それが服部(ハットリ)の考え方です。 主役は鞄ではなく、鞄を持つ人。そのため、持つ人にストレスを与えない、持つ人が引き立つ鞄を作り続けてきました。 複雑な機能をもつバッグにも「素直な縫製」がシルエットを美しくし、持っただけで良いものだとわかる上質なレザー、メイドインジャパンの満足感を得られる上質で丁寧なバッグを展開しています。
HATTORI 服部 のおすすめレディースバッグ
背中が美しく見える軽量&スリム構造。
ポケットいっぱいで収納上手に。パスケース付き
超柔らかレザーの軽量トート
カジュアルになりすぎない。大人女性のためのボディバッグ
大容量でしかも防水の最強リュック
ホースレザーの質感が上品な舟形トート
何通りにも持てる便利な横型ミニショルダーhat557159
軽くて丈夫。タフに使える2way斜めがけバッグ
服部のレディースバッグ一覧をチェック
HATTORI 服部 のおすすめメンズバッグ
大容量でもかっこよくキマる。馬革ボストンバッグ
通勤に最適。機能性とかっこよさを追求した撥水ビジネスバック。
休日バッグに最適な、ワックス仕上牛革のメッセンジャーバッグ
持ち歩くだけでかっこいいレザーブリーフケース
ソファやジャケットにも使われるソフトなホースレザーを使用
女性ウケも狙えそうなシンプルミニショルダー
大容量なのに軽い。疲れないリュック
防弾ベストにも使われるナイロンを使用。セカンドバッグとしても便利。
服部のメンズバッグ一覧をチェック
2. ottorossi オットロッシ
但馬地方の方言で「おおっとろっしぃ~~」という驚きの言葉をイタリア語の響きで表現し、2017年に職人が立ち上げたottorossi(オットロッシ)。 道具としての機能性はもちろん、 時代の空気やファッション性を加味したデザインと、そのデザインを実現する確かな仕立て技術が持ち味です。デザインに沿った素材選び・特性を生かした物づくりにこだわり、受け継がれる技と新しい技術と豊富な発想で、新しく驚きのある鞄を創造しています。 ottoはイタリア語で「8」を意味し、創業者である橋本昭八郎の「八」と、末永く続くように無限を意味する「∞」を掛け合わせ、シンボルに掲げた豊岡から発信するブランドです。ブラック・ネイビー・キャメルなどの定番カラーだけでなく、カラバリが豊富なのも魅力。
ottorossi オットロッシ のおすすめレディースバッグ
人気沸騰中のちょうどよいサイズのミニショルダー
ロングハンドルが持ちやすいスタイリッシュ縦型トート
プラスαが入る便利なお財布ショルダー。旅行にも◎
なかなか見つからない、エレガントなブリーフケース
大容量なのに美しい秘密は北上のしっとりレザー
かっこよくキマるおしゃれなワンショルダーバッグ
美レザーと薄型がスタイリッシュなサコッシュ
ユニセックスで使えるハンサムデザイン
オットロッシのレディースバッグ一覧をチェック
3. Atelier nuu アトリエヌウ
「nuu…縫う。私らしい、私にかわる」 縫う、結び合う、絆、を感じて。 どんな時も、型にはまらず、自分らしく生きたい。 nuuと出会うことで、いろいろな装い、ライフスタイル、気持ちに変わることができる。 土地に根ざした感性、継承されて来たモノ作りを根本に、nuuがある暮らしかたと、nuuの持つモノづくりのストーリーをあなたに" そんなコンセプトから、2008年に兵庫県・豊岡市で誕生したレディースバッグブランド。 普遍的な素材やデザインを用い、使う人のライフスタイルに長く、優しく寄り添える鞄を展開しています。
Atelier nuu アトリエヌウ のおすすめレディースバッグ
パカッと大きく開いて使いやすい2wayミニバッグ
ノンストレスな使い心地!スムースレザーのがま口ショルダー
シックながま口デザインの小ぶりなミニショルダー
抜群の収納力!ミニダレスポシェット
アトリエヌウのレディースバッグ一覧をチェック
4. TUTUMU つつむ
日本トップクラスの鞄の産地、兵庫県豊岡市で半世紀以上の歴史を持つ、木和田正明商店が、神戸を拠点とするデザイナーとタッグを組んで生まれたバッグブランド。 上質な素材、生活にちゃんとなじむ設計、上品でやわらかなデザインの鞄を創造しています。
TUTUMU つつむ のおすすめレディースバッグ
ドライな質感がおしゃれで肩掛けしてもこなれた印象に。
涼しげなかごバッグをイメージ。安心の天面ファスナー付き。
コロンとしたバケツ型がおしゃれな巾着ハンドバッグ
手に持った姿がたまらなく可愛いマルシェバッグ
軽くて大容量。レザーハンドルできれいめ感も押さえたミニトート
本革のポイント使いがおしゃれなふんわりリュック
TUTUMU つつむのレディースバッグ一覧をチェック
5. ARTPHERE アートフィアー
Art(芸術)× Atmosphere(雰囲気・気分)。 「アートな雰囲気・アートな気分で仕事を、趣味を、旅を、人生を楽しんで頂きたい」 そんな想いを込めてつくられたバッグブランド。 「フレーム機能をカタチに創造する」をテーマに作る、オリジナルのフレームバッグが魅力です。2009年には、世界三大デザイン賞の1つ「iFデザインアワード」を日本の鞄業界として初受賞。 日本人の手による徹底した品質管理 ・ニーズに応える機能や形を製品にするアイデア を根幹に、伝統の技と最新技術を融合。 美しい形と素材感を昇華させた、上質な鞄を作り続けています。
ARTPHERE アートフィアー のおすすめレディースバッグ
丸みを帯びた、ハンサムでちょっぴりかわいいダレスリュック
中がお財布仕様。クラッチとしても使えるハンサムバッグ
アートフィアーのレディースバッグ一覧をチェック
ARTPHERE アートフィアー のおすすめメンズバッグ
高級車用のハイブリッドレザーを使用したラグジュアリーなダレスリュック
ワンタッチ開閉が便利。PCポケットも完備
ガバッと開いて使いやすいスマートなダレスリュック
ナイロンを繊維状に編んだ爽快なボディバッグ。
アートフィアーのメンズバッグ一覧をチェック
6. TOYOOKA KOUBOU 豊岡工房
創業明治40年。豊岡で100年以上続く鞄メーカーが立ち上げたバッグブランド。驚くべきは、豊岡製にもかかわらずな圧巻のコスパの良さ。シンプルなデザインと豊かな実用性。「季節を問わず使える」と幅広い年齢層から支持を得ています。
TOYOOKA KOUBOU 豊岡工房 のおすすめレディースバッグ
何にでも合わせやすい"ちょうどいい"ミニバッグ
身体に心地よくフィット!使いやすいショルダーバッグ
通勤やデイリーユースにぴったり!やわらかトート
気軽に使えるのに高品質。使いやすいトートバッグ
収納上手で使いやすい、コスパ◎のナイロンリュック
バッグに入れたままスマホ操作!ナイロンミニショルダー
豊岡工房のレディースバッグ一覧をチェック
日本の職人さんを応援しよう!そもそも、地域ブランドって何?
地域ブランドに認定されている「豊岡鞄」。地域ブランドとは特許庁が設けた地域団体商標の制度で、その地域に存在する自然、歴史・文化、食、観光、特産品、産業などの地域資源の付加価値向上、事業者の信用の維持を図り、地域経済の活性化を目的として2006年4月1日に導入された制度です。 大間まぐろや松阪牛、今治タオル等、耳にされたことがある方も多いことでしょう。
豊岡鞄のブランドのコンセプトは『豊岡で育まれ ものづくりの長い歴史と職人の技術が生んだ 優れた鞄を消費者に安心して使って頂く』で、厳選なる審査を合格した製品のみを「豊岡鞄R」と認定し ています。 地域のブランドを応援することで、日本の職人を助け、地域が活性化するなんてちょっと嬉しい気持ちになりますね。