DENTS|デンツ
手袋|日本
1777年に英国の美しい聖堂のある都市ウースターにて、ジョン・デントにより創業された老舗高級グローブブランド。革の鑑別と裁断技術において天才的な才能を持ったデンツが作り出す手袋は、手にしていることを忘れてしまうほどのフィット感を持つことから『シークレットフィット』と称され、創業当時から名声を博しました。
柔らかい手触りをもつ、デンツ製品の中でも特に代表的な高級皮革「ペッカリー」は、南米の熱帯雨林に生息する猪豚のような哺乳類の革で、厚みがありながらも柔軟な繊維組織を持ち、水汚れに強く、硬くなりにくい性質を持ちます。
他にも、とてもキメが細かく柔らかい特徴の北アメリカ産のディアスキン(鹿)や、肌に吸い付くような滑らかでシルキーな感触を持つエジプトのヘアシープ(羊)などを用いた、フィット感に優れたコレクションを展開しています。
1953年には、エリザベス2世が戴冠式用の手袋としてデンツのグローブが選ばれるなど、皇室にも愛され、他の由緒あるメーカー同様、最高品質の証であるロイヤルワラント(英国御用達)の称号を授かっています。
優れた製法技術を代々受け継ぎ、その職人気質と時代を超越したスタイルは、230年以上大切に培われ、レザーグローブの傑作として世界的に認知されています。
STAFF's VOICE|スタッフボイス
デンツの手袋は、革の選定、裁断士によるカッティングなど個々の異なる技術を持つ職人たちの手により、30余りもの工程を経て作り出され、1939年に作られた型紙が今もなお受け継がれているそうです。
初めてデンツのグローブを知った時、まずはその価格に驚きましたが、230年にも及ぶ伝統や歴史、使用されている素材を知るとその価値にすぐに納得しました。
また、実際にデンツのグローブを手に取ってみると、「手袋をしたまま本を読める、お札を数えられる」などと言われるほどの“極上のフィット感”に心を奪われました。
今まで私が持っていたレザーのグローブとは比べものにならない革の柔軟性、フィット感を実感しました。経年劣化を楽しめ長く愛用できるレザーアイテムなので、毎年の冬の楽しみが増えそうです。