【着用レポート】アトリエブルージュのバレエシューズ−セカンドスキンな履き心地を徹底解説

アトリエブルージュ パンプス
スタッフ着用レポート

こんにちは。バイヤーの玄です。

8月になると秋物が少しずつ登場するファッション業界。シンフーライフでも、秋物が少しずつ入荷をしております。

とはいえまだまだ暑いのでブーツやストールのシーズンはまだ先になりそうですが、残暑の季節からスタメン間違いなしのバレエシューズが入荷。人気上昇中のジャパンブランド、「アトリエブルージュ」のバレエシューズをご紹介いたします。

突然ですが、バレエシューズってめちゃめちゃ奥が深いんです。

「ぺたんこだから、絶対楽ちんで疲れない」

私も昔はそう思い込んでいたのですがそれは大間違い。たくさん歩く旅行でバレエシューズを履いて足が痛くなるという大失敗を何度も経験いたしました。フラットなシューズほど歩行時の衝撃をダイレクトに受けやすく、足にダメージを与えてしまうんです。

ぺたんこ靴を履いていたら、いつのまにかすごく脚がだるい。そんな経験がおありの方もいらっしゃると思います。そのうえ、私たちが歩く道のほとんどはコンクリートなので、ただ薄くてフラットなシューズで歩くと固い地面に足を打ち付けてしまうことになります。

レペットなどの有名ブランドをはじめ、高品質なバレエシューズはたくさんありますが

アトリエブルージュのバレエシューズはなんと言っても機能性がキモ。

日本女性の膨大な足のデータをもとに日本の職人さんが木型を作った後、専属のフィッターさんが何度も何度も調整を繰り返します。伝統的な靴作りをベースに、細やかな配慮が行き届いた機能性が魅力です。

今回履いたのはこちらの3足。

定番のラウンドトゥは、ブラックとオリーブカラーの2色展開。甲のカットはかなり浅めです。

左:ブラック 右:オリーブ

履き心地はずばり、「セカンドスキン」
靴を履いている感じがなく、軽やかに歩けそう。フラットなのですが、床を感じすぎないバランスのとれた履き心地。

この履き心地の秘密は「ボロネーゼ製法」という製法にあります。
イタリアの伝統的な製法で、イタリア語ではサケット(=小さな袋)と呼ばれている通り、中底なしでアッパーと中敷きを袋状に縫い合わせる製法です。

これだけだとちょっとイメージがしにくいのですが・・・

普通の靴は中底がありさらに中敷きをあとからくっつけるので、ちょっとしたゴロつきや固さが出てしまうことも。
ボロネーゼ製法だとインソールを貼った跡や各部分のつなぎ目を感じにくいので、柔らかくレザーをそのまま足に纏うようななめらかな履き心地を実現することができます。

セカンドスキンのような感覚の秘密はこれか!と納得。返りも非常に良いので、歩きやすいのはもちろんしゃがんだりしてもラクラクです。

ボロネーゼ製法の証といえば、このぐにゃんと曲がるソール。

イタリアのサプライヤーさんたちも、この製法で作った靴をセールスするときはまず最初にこうして見せてくれます。(笑)インソールはマイクロファイバーになっているのでペタペタすることもなく、中で滑る感じもありません。

そしてなんと、片足95グラムの驚きの軽さ・・・!

たくさん歩くときはもちろん、出張や結婚式のセカンドシューズにも最適。フラットにバッグに入れられるし、荷物が重くならないのは本当に助かります。

ラウンドトゥなのですが、ガーリーになりすぎないすっきりとした丸みでスラックスに合わせてもしっくり。通勤コーデにも使えそうですね。

美脚にこだわりたい方はポインテッドトゥタイプのバレエシューズがおすすめです。

美脚にこだわりたい方はこちらがおすすめです。

ポインテッドトゥはやっぱり足がシャープに見えて、華奢見え効果は絶大です。

こちらはボロネーゼ製法ではないのですが、中芯の改良を重ねて同じくセカンドスキンな履き心地を実現。

横から見た時のちょっと斜めなカッティングも、足をとびきり綺麗に見せてくれます。

夏のお出かけで疲れてしまった足元にも、サンダルはちょっと飽きてしまった足元にもぴったりなバレエシューズは、秋物1号として投入するのにとてもおすすめです。

いち早く届いたアトリエブルージュの秋冬コレクション。届きたてホヤホヤのアイテムをぜひどうぞ!

GEN YUKA

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イタリアの大学に留学・美術史を学んだのちシンフーライフに入社。特技はイタリア語と英語。ここでしかお伝えできないサプライヤー・ブランドとのリアルなやりとりや海...

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