失敗しないお葬式バッグの選び方
葬儀と法事のバッグのマナー
大人女性なら必ず持っておきたい。お通夜やお葬式、法事に慌てない、 長く使えるブラックフォーマルバッグの失敗しない選び方
慶事とは違い、突然やってくる弔事の場。 お通夜はまだしも、葬儀や四十九日 一周忌などの法要には、大人女性としてしっかりマナーを守り上品なブラックフォーマルで行きたいものですよね。 実は、喪服は用意してあるものの、バッグが無い!と慌てる女性も多いようです。 黒色であっても普段使いの装飾が付いているカバンは×。 慌ててよくある慶弔用を買うと、場にそぐわず失敗してしまうことも…。 そんなことにならないように、事前に品質もデザインも納得できる葬儀用バッグを用意しておくといいでしょう。
弔事の持ち物・身だしなみマナー
◆喪服の種類◆
喪服とひとくくりに言っても、格式によって3つに分けられます。
【正喪服】
最も格式が高く、葬儀・告別式・一周忌(地域によっては三周忌まで)の法要で喪主や近しい親族が着るもの。 男性は五つ紋の紋付羽織袴やモーニングコート、 女性は染め抜き五つ紋の黒着物やブラックフォーマルのアンサンブル、スーツなど。
【準喪服】
お通夜・お葬式などほぼ全ての弔事で着られる。 男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルのアンサンブル、スーツなど。
【略喪服】
ブラックフォーマル以外の黒・紺・グレー・茶など地味な色味のスーツやワンピース。 子供の学生服参列も略喪服にあたる。 ※以前はお通夜は「用意する余裕もなく慌てて駆けつけた」という意味で略喪服で参列するのがマナーとされていましたが、最近ではお通夜でもブラックフォーマルを着る方が増えています。
共通の法要の身だしなみマナー
- 黒以外身に着けない(部分的な白は可)
- 光沢のある素材は避ける
- 極力肌の露出を控える
失敗しない葬儀用バッグ選びの3つのポイント
◆素材をチェック◆
喪服に合わせるブラックフォーマルバッグは、「ツヤのない黒色」であることが必須です。
以前は、殺生を連想させるという理由から革のバッグはNG、布製のバッグのみとされてきましたが、 最近では革製のバッグを持たれる方も増えています。
また、簡単なケアで綺麗なまま長年愛用出来、いざというときに出してみたら日焼け(色落ち)していたり、カビや変形していたりということが少なく、慌てて買い替えることがないので、革製のバッグが選ばれています。
クロコダイルなどのエキゾチックレザーや、バックスキンなどの生き物を連想させる革や、エナメルなど光沢感のある革は避け、 マットでつやを抑えた、落ち着いたスムースレザーを選びましょう。(地域によってマナーが異なることもあるので、事前にご確認頂くのがいいでしょう。)
◆デザインをチェック◆
喪服では、目立つブランドロゴやキラキラ光る金属(留め具 金具)、装飾はマナー違反になります。
装飾の無いもの、もしくは女性らしさのあるシンプルなリボン程度のデザインで、金具の無いバッグ(付いていても隠せる 外せるもの)が望ましいです。
ワンハンドルの小さめサイズが最もフォーマルな形とされていますが、最近ではツーハンドルでも大きすぎず、装飾の無いものであれば良しとされています。
◆サイズをチェック◆
フォーマルの基本は小ぶりなハンドバッグです。
ですが、香典・数珠・スマホに財布…などなど。必要なモノだけに絞っても以外に荷物は多いもの。
コンパクトに見えて、マチが広く、口が開いて出し入れがしやすい大きさを選ぶと、きっちり収められてスマートに取り出せます。
大きなトートバッグやショルダーバッグは、ビジネスやカジュアルな服装になってしまうため、避けたほうが良いでしょう。
また、防寒具(マフラーや手袋など)やお手伝い用のエプロン、子供の物など、荷物がかさばる場合には、サブバッグや風呂敷を持っておくと安心。こちらも黒の無地でシンプルなデザインを選びましょう。
お葬式・法事用(ブラックフォーマル)バッグ一覧